このコーナーでは、最新映画情報をお届けしています。

cinema No.010 「スイミング・プール」
いつまでも美しくありたい全女性に贈るオゾンからの謎かけ。
あなたはどう解き明かす?
フランソワ・オゾンが仕掛ける華麗なるミステリーにあなたをご招待いたします。


『8人の女たち』で世界中の女性を虜にしたフランソワ・オゾン。
最新作『スイミング・プール』は早くも彼の"集大成にして最高傑作”と世界中の批評家たちから絶賛を浴びた。
ヒロインは、ハリウッドの一流女優たちからもその独特の存在感を賞賛される『まぼろし』のシャーロット・ランプリング。彼女は本作でヨーロッパ映画賞最優秀主演女優賞を受賞した。
もうひとりのヒロインには、アメリカに活躍の場を広げつつあるフランスの妖精、リュディヴィーヌ・サニエを起用。その生まれ持ったスター性で二面性をもつヒロインという難しい役どころを見事に演じきった。
オゾン監督の新旧ミューズを迎えて贈る本作で、彼はまたもや女を綺麗にする。若さと成熟、自由と抑制、現実と幻想…。対比する要素が二重三重に絡みあう謎。オゾンは魔術師のような手さばきで、最後には鮮やかに観るものを裏切り、私たちは楽しくも眠れない夜をすごすこととなる。

舞台は南フランス、プロヴァンス地方の高級リゾート地。

ある夏の日、イギリスから人気女流ミステリー作家のサラ(シャーロット・ランプリング)がこの町にやって来る。
出版社社長の別荘に滞在する彼女は、静けさと明るい太陽の光に創作意欲をかき立てられ、さっそく新作に取りかかる。
ところが、そこへ突然、社長の娘と名乗るジュリー(リュディヴィーヌ・サニエ)が現れる。自由奔放に振る舞うジュリーに苛立ちながらも、その開放的な美しさに、作家の性と女の本能を刺激され彼女の行動を覗き見せずにはいられないサラ。
二人の関係が反発から共鳴へ変わろうとした時、スイミング・プールで謎の殺人事件が起こる・・・。

“見る女”と“見られる女”

サラは、まぶしい若さを謳歌するジュリーから嫉妬と好奇心にかられて目が離せなくなる。ジュリーを見ることで、サラはいつのまにかいきいきと輝き始める。ジュリーの生命力と美しさ、快活さを吸収し、サラの肉体の奥に眠っていた本来の輝きが、一気に開花していくようだ。新作を書き終えたサラの表情は、明らかに以前とは違って生きる喜びに満ち溢れているのである。一方ジュリーも、性格も年齢も違う女性に見られることによって、次第に変化していく。それまでは、思春期独特の傷つきやすさがエゴとして表出していた彼女だが、サラとの出会いで自然な女性らしさを表現できるようになる。
オゾンはこの作品で、全く違った年代の女性が持つそれぞれの輝きをポジティブに表現することに成功した。この作品を観た女性は、いつのまにかオゾンの魔法によって、女に生まれたことの喜びを再発見するに違いない。

キャスト&スタッフ

監督:フランソワ・オゾン『8人の女たち』
出演:シャーロット・ランプリング『まぼろし』/リュディヴィーヌ・サニエ『8人の女たち』/チャールズ・ダンス/マルク・ファヨール/ジャン=マリー・ラムール /ミレイユ・モセ


製作:オリヴィエ・デルボス/マルク・ミソニエ
脚本:フランソワ・オゾン/エマニュエル・ベルンエイム
撮影:ヨリック・ルソー
美術:ウォウター・ズーン
音楽:フィリップ・ロンビ
衣装:パスカリーヌ・シャヴァンヌ

提供:ギャガ・コミュニケーションズ×テレビ東京 
配給:ギャガ・コミュニケーションズ Gシネマグループ
宣伝:ギャガGシネマ海×アニープラネット
後援:フランス大使館文化部/ユニフランス東京 
協力:アーティストフィルム
ノベライズ:アーティストハウスパブリッシャーズ 
字幕翻訳:松岡葉子
サントラCD:ワーナーミュージック・ジャパン 
2003年/フランス映画/102分/ドルビーSR/ドルビーデジタル/DTS/ビスタサイズ/カラー 
www.gaga.ne.jp・swimmingpool

R−15

上映期間:2004年6月26日(土)〜
上映場所:シネ・リーブル博多駅1・2、ユナイテッド・シネマ福岡他にて公開

Copyright©TOYOTA Corolla Hakata.co,ltd. All Rights Reserved.